ロンドン大学 – 学費(1)

沿って | 2020年7月14日

ロンドン大学の勉強に要する費用

ロンドン大学にどれぐらい学費がかかるのかは、学習を始めるにあたって重要な問題でした。大変よろしくない問題として、ロンドン大学は現在年率7%の学費の値上げを宣言しており、学費はうなぎ登りに上がっていく一方です(値上げする理由について明確な理由は説明されていませんが、英国全体の大学授業料値上げに準じているものと思われます)。

私がロンドン大学を検討し始めた頃は、3年間のトータルでも40万円程度だった記憶があります。どのような費用がかかるのか、今年度を例にすると以下のようなものです。

学費一覧

学費学費(和訳)費用
(2020-2021年度)
Application fee (non-refundable)受験料(返還不可)£101
Initial registration fee入学・初年度授業料£1070
Examination entry fee (per full course)試験受験料(1科目/フルコース)£323
Examination entry fee (per half course)試験受験料(1科目/ハーフコース)£161
Continuing registration fee次年度以降年間授業料£489
Other fees (as applicable)(必要に応じて)その他の費用
Additional registration fee for students taking law courses (per course)法律科目を専攻する生徒に課する追加登録料(1コース)£59
Application fee for Accreditation of Prior Learning (per full course)アクレディテーション(注:過去に別の大学や教育機関で取得した単位をロンドン大学の単位として認定すること)認定受験料(1科目/フルコース)£108
Application fee for Accreditation of Prior Learning (per half course)アクレディテーション認定受験料(1科目/ハーフコース)£55
Indicative total: standard BSc総額(標準課程(12科目))£6408
Indicative total: graduate BSc総額(学士入学(9科目))£4714

標準課程(12科目を履修するStandard Route)の場合、最短・最安値で、

£101(入学受験料)+£1,070(入学料・初年度授業料)+£489×2年(次年度以降年間授業料)+£323×12科目(試験受験料)= £6,025

これに年次ごとに増額される学費の上乗せ分を加味して、£6,408(90万円弱)とロンドン大学は説明しています。最短ということは、3年間で1科目も落とさず、最大限の4科目を毎年合格する場合の想定です(相当ハード)。

その他の費用

実はこの他に必要な経費があります。それは、

  • 教科書代(年額£300)
  • 試験会場に支払う手数料(手元の直近の料金表だと、4科目で62,955円)
  • (該当者のみ)教育センターへの授業料

です。

教科書代はまたブログで説明しますね。試験会場に支払う手数料というのは、ロンドン大学では年1回、成績を評定するための期末試験があります。その試験監督と試験会場の提供を行ってくれる施設に支払う手数料のことです。私は東京なので、飯田橋にあるブリティッシュ・カウンシルで受験をします。日本だとブリティッシュ・カウンシルのほかに大阪と九州に1箇所づつ試験会場があったと記憶しています。

米国の通信制大学では、試験官を自ら探さないといけないとも聞いたことがあり、ブリティッシュ・カウンシルには大変お世話になっています。

教育センターとは、ロンドン大学の生徒に補習を提供する施設です。日本で有名なのは、ロンドン大学とのデュアル・ディグリー・プログラムを推進している武蔵大学です。ロンドン大学は自学自習のパターンもあれば、教育センターの助けを得ながら勉強を進めるパターンもあり、世界中にそのような教育センターがあります。武蔵大学のコースは大変興味深いので、改めて書いてみたいと思います。

こうしてみると、なかなか始めるのに勇気のいる金額だと思います。修士課程はさらに高く、倍ぐらいの金額です。