ロンドン大学 – 過去問

沿って | 2020年8月21日

期末試験はどんな問題が出るの?

以前に書いたように、ロンドン大学では、年に1回の期末試験で成績が全て決まります。そこで重要になってくるのが過去問です。ロンドン大学は、課目によって試験形式は様々ですが、意地の悪いひねった問題や、些末な知識を問うことは決してありません。その科目のエッセンスとなる知識を試す問題だと思います。

どこで入手できるの?

過去問は、VLE(Virtual Learning Environment)という科目毎のポータルサイトで3年分ダウンロードできます。ロンドン大学によれば、それ以上遡ってもあまり得るものはなく、過去問に集中しすぎる戦略は決して取らないようにと言っています。それでも、3年分あれば、毎年のように類似の問題が出るところもわかりますし、傾向は十分につかめると思います。

課目によっては、mock test(模擬試験)もダウンロードできるものもありますが、私の場合は、あくまで本試験のみが参考になると考え、あまりきちんと目を通していません。

試験官のコメント

過去問には、試験問題とともにExaminer Commentaryというものもダウンロードできます。これは、試験官からの講評、参考文献、回答へのアプローチ等が書かれたペーパーです。試験問題よりもむしろ重要なのはこちらで、どのように回答したらいいのか、的外れな回答をしないために必要不可欠です。私は1年目の試験はこちらを軽視していたために、非常に低い点数を取る(1科目は落とした)ことになってしまいました。Commentaryを丸写しすることは剽窃ということで決してしてはいけませんが、方向性をしっかりと見定めて回答しないと、重要な論点を外してしまうことになります。

勉強の方法

1年目の反省(試験結果はまたブログに書きますね)を踏まえて、このように進めていくべきだと考えました。

ざっと過去問に目を通す→Subject Guideで勉強→教科書で勉強→今度は過去問をしっかり解く→わからなかったところをSubject Guideでおさらい→過去問を何も見ずに解く

このように、独学でやっていると、試行錯誤の連続です。でも、落第させようという試験ではないので、とにかく着実に勉強していくことが一番だと考えます。