ロンドン大学の成績評価
ロンドン大学の成績評価は、年に1度だけの期末試験(5月または6月)で判断されます。通信制なので当然ですが、出席は加点の対象にはなりません。年度途中に提出するペーパーワークもありません。試験だけの評価になります。(注:あくまで経済・政治学学士過程の場合。修士課程などは、論文の提出もあるようです)
飯田橋のブリティッシュカウンシルに行き、試験会場へ呼び出されるのを待ちます。これまでの感じだと、平均して外国人と日本人が半々ぐらいです。課目によっては、私ともう一人ぐらいしか受験者がいないなんて言うこともちょくちょくです。他方、武蔵大学の方とおぼしき学生の皆さんの集団と一緒になったこともあります。開始時間は、午前の試験なら10:00から、午後の試験は14:00から行われます。
なかなかハードな試験
試験は、3時間ぶっ通し(課目によっては3時間15分や2時間の場合もあり)で、ペンまたはボールペンを使用します。鉛筆は使うことは許されておりません。間違えて訂正する場合には、二重線などで修正します。試験会場への持ち込みは、パスポートなどの身分証明書、ボールペンまたはペン、鉛筆(グラフを描画する場合など例外的に使用)、消しゴム、時計、透明な容器に入った飲料水のみです。もちろん回答は英語で記入します。
試験官からは、問題用紙と、Answer Sheetが配付され、まずはAnswer Sheetに受験番号と回答する問題の番号を記入します。このときに、自分の氏名は答案用紙には書いてはいけないことになっています。おそらく、氏名によって予断を与えることを避けているのだと思います。
Answer Sheetは、全部でだいたい15ページぐらいの冊子になっていて、下書きも残しておくように指示があります。私の場合は、各問の最初のページはプロットの下書きをして、次のページから清書します。英語のネイティブでないこともあり、多分他の受験生よりは、私の書いている語数は圧倒的に少ないと思っています。たまに外国人の受験者が、2冊目のAnswer Sheetを要求しているところに出くわすこともあります。すごいなあと思います。
この制度をどうとらえるかは賛否両論あると思います。私としては、職場で休みをとらなければいけない関係で、サマースクール等の出席を求められる制度ではなく、試験一発勝負の方が助かっています。
成績は、毎年8月頃に発表されます。