ロンドン大学 – 2021-22年の感想

沿って | 2022年6月15日

試験終了

2022年5月、私はロンドン大学の試験を終了しました。今年の科目は、「ミクロ経済学」「マクロ経済学」「民主主義と民主化」の3科目でした。ロンドン大学の修学期限は6年間で、私は昨年までの3年間で6科目合格しています。最終的には12科目の合格が必要なのですが、今年の試験は、修学期限内に全て履修できるのかどうかが決まる上で非常に重要なものでした。「ミクロ経済学」「マクロ経済学」は他の応用経済科目履修の必修科目であり、これらが合格できないと、6年間での履修は非常に難しくなります。昨年から、秋に追試の機会を設けてくれているようなのですが、安易に追試に頼ってはいけません。それぞれの科目の試験の感想は以下のようなものでした。

  • ミクロ経済学

非常に難化。過去問やテキストにもないようなひねった問題ばかりで、自信を喪失しております。ロンドン大学としては、過去問に頼り過ぎた勉強法は勧めない、試験官は履修範囲から自由に出題できるという立場ですが、それでも、受験者は事実上過去問に頼らざるを得ないとは思います。その意味では、真にミクロ経済学の実力を測ることができる問題なのかもしれませんが、とにかく難しかったです。

これは他の受験者も同じ感想だったようで、メーリングリストからくるメールは抗議の山。例年に比べて難しすぎて公平性に欠ける、closed book assessmentの中で、open bookだった過去2年と比較して不当に難しすぎる、過去問や教科書の範囲を超えている、などなど。大学側に意見を言ってやろうという動きにまで発展し、炎上しておりました(笑)。ある意味では、皆同じことを思っていたんだという安心感は得られましたが、いずれにせよ結果を待つばかりです。

  • マクロ経済学

例年並み。素直な問題で、マクロ経済学の基礎を問う良い問題ではなかったでしょうか。それでも私にとって問題は非常に難しく、AD-ASモデルやIS-LMモデル、ソローモデルなどを使いながら解いていくと全く時間が足りず、一方で設問は数多く、最後の方はバタバタで無理やり答案を書いてしまいました。設問が多いということと矛盾しますが、例年より問題数が少なく、なんとか対応した感じです。

また、私の操作ミスにより、試験終了の段階になって、答案を読み込むスキャナーがうまく使えず、想定される終了時間をオーバーしてしまいました。減点されないか心配です。

  • 民主主義と民主化

例年並み。論述型の試験は、過去苦しめられてきたので全く予断を許しません。大学側は1問につき1,000 wordsまでは採点すると言っています。裏を返せばそれぐらいの文字数が求められているのだと思います。ネイティブでない日本人なら仕方ないのですが、試験時間を考慮するとどうしてもそこまで文字数が到達しません。今回も各問700 wordsぐらいしか書けませんでした。そこが不安です。試験内容としては、ロシアのウクライナ侵攻や、ポピュリズムなど、現実の政治に即した内容が多かったように思います。

試験結果は、8月頃の発表かと思います。その時まで不安を払拭するために、所沢でグルメを楽しみます(笑)