所沢の文化遺産を訪問した

沿って | 2022年8月29日

所沢市の秋田家住宅

所沢市では、意外にも歴史的建造物が多くあります。国や市が登録している文化財は市内に100箇所以上もあるそうです。所沢市の教育委員会では保存活動を頑張っていますが、公開して広く知ってもらおうという活動にも熱心です。

先日、所沢市のホームページで「秋田家住宅」の一般公開のお知らせが出ていたので申し込みました。秋田家住宅とは、所沢市寿町(所沢駅の盃横丁近く)に所在する旧商家の一連の建物で、国の登録有形文化財に登録されています。

秋田家とは、明治から大正時代に商いを行っていた所沢の綿糸商で、所沢の発展にも尽力した商人だそうです。建物には、店舗・主屋だけではなく、土蔵、離れもあり、明治時代の装いを今に伝えています。

秋田家の外観。所沢に在住の方はよく御存知の銀座通りという大通りに面しています。そのため、この建物に入ったことはないまでも、一度は御覧になったことがあるかもしれません。

中の様子。床の間や調度品、ガラスや欄間など、当時の一級品の技術でできています。

外から見た塀の様子。壊れているのではなく、土地に沿って曲がっています。

ふと見上げると、タワーマンションに囲まれた秋田家住宅。所沢の郷土を知る貴重な機会になりました。